なぜ、褒めるとこどもの可能性を閉じてしまうのか?

おはようございます!

社内研修導入アドバイザーの山本です。


昨日は各地で季節外れの雪が降ったそうです。

なんと、小豆島にも雪が積もったらしいですよ。


今日はこども達が通う小学校の入学式。

うちの双子にも後輩ができます。

今朝、うれしそうに登校していきました^^


さて、今日はそのこども達との関わり方についてです。

昨年ベストセラーになった「嫌われる勇気」で一気に普及した『アドラー心理学』では、叱ることはもちろん、褒めることも、こども達の可能性の芽を摘んでしまうと説いています。


さらに、「教える」という行為も、同じだと言っています。


しかし、現在の教育を見ると、褒めたり叱ったり教えたり、真逆をいっている感じです。


なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?


実は、教育の方向性「どんな人を育てるのか」に大きく影響を受けていると考えられています。


褒めたり、叱ったり、教えたりする今の教育では、「従順」なこどもを育てるのに適しています。

いわゆる「良い子」ですね。


具体的に言うと、言いつけをしっかり守り、場の空気を読み、相手に合わせられるようなこどもです。


しかし、その反面、自己主張ができなくなります。

相手の顔色を伺い、自分の気持ちを押さえ込みながら周りと関わるようになります。


すると、「やりたい!」という主体的な気持ちがなくなってきて、だんだん無気力になり、責任感もなくなってきます。


逆に、褒めない、叱らない、教えない教育では、こどもの主体性を伸ばすことができます。


「やりたい!」に従って、自分の主体性をどんどん発揮するようになるんですね。


その分、周りの大人たちは振り回されますよ^^;

自由気ままに動き回りますし、感情はすぐに表に出しますし、散らかしたり、物を解体したり・・・。


でも、一つ一つの経験から自分で学び取っているんです。

だって、好奇心の赴くままに動いていますからね。


自分の中から出てくる「なぜ?」に対して、自分で「なるほど!」を探しているんです。


これを繰り返すことで、自分で考え行動する力が養われます。


つまり、自分で可能性を開いていける力が備わるんです。


だから、自由にさせることが大切なんですよね。


で、じっと見守って、こども自分でが何かができたりわかったりした時、つい褒めたくなりますが、そこは我慢です。


褒めてしまうと、次からこどもは「褒められるため」に行動するようになってしまいます。

自分の好奇心よりも親の顔色の方を大事にしてしまうんです。


ですので、ご褒美をあげるなんて、もってのほかですよ。


では、どうか関わればいいのか?



答えはシンプルです。


『一緒によろこぶ』


こどもの「できた」「わかった」を共有するだけです。



褒めずに一緒によろこぶことで、自尊心が育ちます。

自分の存在を大切にされていると実感できるんですよね。

また、自分の体験や経験を通して得た学びを大切にします。


つまり、自分自身を大切にできるようになるんですよね。


自分を大切にできる人は、相手も自然と大切にしています。



どんなこどもに育って欲しいかを考えて、僕たち大人は関わっていかないといけないんじゃないかなと思っています。



ということで、今日はここまでです。


どうですか?

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