組織の文化を変えて、優秀な人材を育てる方法

おはようございます!

今日は広島で中堅社員研修を行います。


さて、今、企業に求められている優秀な人材とは?


企業それぞれで多少の違いはあるでしょうが、

核心でいうと「収益を生み出せる人材」ということではないでしょうか。


収益を生み出す人材には2種類あります。


・新しく事業を生み出せる人材

・既存事業の生産性を高める人材


つまり、「創造力」を持つ人と「変革力」を持つ人です。


これらの人材を育てるには、どうすればいいのでしょう?


一般的に社員教育といえば、OJT、Off-JTを含めた研修や

勉強会などではないでしょうか。


もちろん、大切なことです。

しかし、単にスキルやテクニックを学ぶだけでは

創造力や変革力は身につきません。


「会社のやり方」を学べば学ぶほど、

新しい発想が出にくくなるからです。


僕は会社員時代、営業を担当していました。


その時、上司や先輩から教わったことを実践したり、

社内研修で得た知識を活用することで仕事を覚えましたが、

成績は全く上がりませんでした。


それどころか、ずっと下位3分の1以下でした。


そこで、ある時「やり方」をガラッと変えました。

今まで、社内の誰もやったことのないやり方です。


「そんなことして本当に売上が上がるのか?」

「どうせ失敗するに決まってる」

「うまくいくはずがない。やめておけ」


などなど、上司や先輩からいろんな忠告を受けました。


しかし、意外と頑固な僕は忠告を受け流して、

そのやり方を徹底的にやりました。


すると、数ヶ月後には営業成績は徐々に上がり、

最終的には全国No1にもなりました。


その結果、僕が実践していた方法を奨励するかのように

人事考課の評価項目が変更されました。


ではなぜ、周囲の反対にあいながらも、

その方法をやり抜き、成績を上げることができたのでしょう?


その要素は3つあります。


1つ目は、「できる」という自己効力感があったこと。

2つ目は、「応援」してくれる人がいたこと。

3つ目は、「モチベーション」が高かったこと


社内では新しいやり方でしたが、

社外ではすでに実践し、成果を上げている方がいたのです。


その方にしっかりと教わっていたので、

「絶対にうまくいく」自信がありました。


また、その方だけでなく、

社内にも一人だけ「応援」してくれる方がいました。


「山本のやりたいようにやれ。

 困ったことがあったら相談してこい」


この方のためにも絶対に成果を出すと誓っていました。


上記の2つもモチベーションの源泉になっていましたが、

さらに、「お客様に喜んでもらう」「お客様から感謝される」ことが

成功体験として僕をモチベートし続けてくれていました。



僕の実体験から言える「優秀な人材」「収益を上げる人材」を育てる方法は、

「自己効力感を育む環境」「応援する環境」「モチベーションを保つ環境」の

3つの環境を整えることだと思います。


そして、その重要な鍵を握っているのが、

実は中堅クラスの方々なのです。


これについては、リクルートホールディングスの

峰岸社長はこうおっしゃっています。


「優れたミドルアップダウンの力が、優れた人材を輩出し、

 勝ちパターンを作ってきた」


中堅クラスの社員がボトムアップの力を引き出し、応援し、

経営層にそれを認めさせていく力が大切だということです。


会社の文化を変えて、優秀な人材を育てるために、

3つの環境整備を行ってみてはいかがでしょうか?


では、今日もすばらしい1日にしましょう^^