若手社員の仕事力を高めるためには

「若手がなかなか育ってくれなくて困っています」


こんなご相談を受けることがあります。


なんとか仕事も一通り覚えて、作業自体はスムーズにこなせるようになった。

徐々に効率よく仕事をしてくれるようにもなった。

後輩からも慕われているようだ。


しかし、後輩指導や会社の中核を担うような仕事は

まだまだ任せられそうにない・・・。


こんな風に感じている経営者の方もいらっしゃるようです。

あなたはいかがでしょうか?


さて、そんな「もうワンランク上を目指してほしい社員」には

どのような指導が必要なのでしょうか?



ポイントは3つあります。

「コミュニケーション力」「問題解決力」「問題発見力」です。


後輩からいくら慕われていても、

それが良い後輩指導につながるかというとそうとも限りません。


仲良くするためのコミュニケーションと、

指導するためのコミュニケーションは違うからです。


指導するためのコミュニケーションとは、

いわゆる「報告」「連絡」「相談」です。


ポイントを押さえた報告をさせ、

必要なことを連絡して来させ、

親身になって相談に乗る。


この姿勢ができないと良い後輩指導はできません。


報告・連絡・相談のスキルを高めるよう指導してみてください。



二つ目の問題解決力は、そのままです。

問題を見つけたら、いかに解決するかを論理的に

かつ、多角的に解決策を見いだせるかをトレーニングしてください。


ポイントは、問題に付き合ったったら、

答えを教えないでヒントを教えることです。


考えさせることでしか問題解決力は高まりません。



最後の問題発見力ですが、これにはさらに二つの力が必要です。

一つは、現状を把握する力。

もう一つは、理想を描く力。


問題とは、理想と現状のギャップと定義できます。


利益が1,000万円を超えなければならないのに、

600万円しかない。

理想は1,000万円なのに、現状は600万円。

そのギャップ400万円が問題ですよね?


このように理想と現状がきちんと把握できれば、

問題は自ずと見つかります。


「問題は何か?」と問うと

表面上の困難や仕事にやりにくさなどが出てきてしまいます。


そうではなく、「どうなれば理想なのか?」を問い、

それに対して「現状はどうか?」と問うてください。


そこに本質的な問題が隠されています。


それをあぶり出す力が必要なのです。

これらの力を鍛えるためには、

日頃から理想と現状を把握していなければいけません。


理想と現状を確認するような関わりを意識してみてくださいね。



では、今日はここまでです。


どうでしょう?お役に立てました?


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コメント: 1
  • #1

    Catherina Mcqueeney (木曜日, 02 2月 2017 19:09)


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